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久しぶりに話を書いたのですが、うまく纏まらずボツ(SS行き)です。
ボツになったのを公開するのもどうかと思うのですが、ココはそこんとこいい加減なサイトです。(笑)
今回はエーサン。
ちょっといい加減な男エースが、大学の友人サンジ宅に「梅雨が明けるまで」という約束で居候していることが前提です。
この設定、もっと上手く使いたかった・・・
力不足が残念で仕方ない・・・。
大丈夫な方のみどうぞ。
ボツになったのを公開するのもどうかと思うのですが、ココはそこんとこいい加減なサイトです。(笑)
今回はエーサン。
ちょっといい加減な男エースが、大学の友人サンジ宅に「梅雨が明けるまで」という約束で居候していることが前提です。
この設定、もっと上手く使いたかった・・・
力不足が残念で仕方ない・・・。
大丈夫な方のみどうぞ。
梅雨前線と共にやって来たうだるい暑さに、既にうんざりしていた。
夏のようなカラッとした暑さは好きだが、梅雨のじっとりとした暑さはどうも好かない。
湿気の所為でどうも上手く行かない髪を撫で付けながら、エースは唸る。
「どうした?」
うだる暑さとは縁のないような声は、傍らのサンジから漏れた。
この湿気の中でもさらりとした髪をしているサンジに半ば羨ましげに一瞥をくれてやったエースは、自分の髪をかき混ぜながらわざとらしく笑った。
「こうも湿気があると、髪がキマらなくてさ」
サンジの髪はいいな、と。
そう漏らしたエースの、所々うねりの見えるのを確認して、サンジはその髪に触れる。
確かにそれは自分のとは違い、多少のクセがある。
けれどそれはサンジにしてみれば羨ましいもので、自分のようなクセを付けたくとも付けられない髪に比べたら、ずっといいものに思える。
それを口にするとエースは困ったように笑った。
「なに言ってんだ」
そして、エースは自然と短くなっていた二人の距離を利用して、キスをした。
短い、短いキスを。
しかし、いきなりのことで驚き戸惑うサンジは顔を真っ赤にさせて、あたふたと腕で口を隠す。
何してんだと言う暇さえ与えずに、エースは自分よりも少し小さい体を抱き締めた。
「すげェ嬉しい‥‥」
「な、なんで」
「わかんねェけど‥‥嬉しいんだ」
少しでも、自分のことを羨ましいと思ってくれることが。
きっと嬉しいんだと思う、と。
そんな脈絡のないことを平気で言うエースを間近でみて、サンジは戸惑う。
コイツはいつもこうだと呆れてしまえばいいのに、どうやら自分はそれが好きなようなのだ。
本当に嬉しそうに顔を埋めてくるエースに、サンジは嘆息した。
「‥‥そう、か」
くしゃりと頬をくすぐるエースの髪に触れる。
なかなか指に馴染まず、指の間からもどこか逃げていくような感触に、サンジはどこまでもエースらしいと笑って、眼下の顔を見詰めた。
「エース」
「ん?」
頬の雀斑まで笑っている。
「雨が‥‥、梅雨が明けてもずっと此処にいろよ」
「え、いいのか?」
「あぁ‥‥、いい」
梅雨が明けるまでという条件は、自分から出したものだから、やはり少しづつエースに影響されていたんだと自覚するしかない。
きっとエースが出て行った後のこの家は、自分にとってとても物足りないものになるような気がしてならないのだ。
だから、だ。だから仕方なく、置いてやる。
「ありがとう」
一々嬉しそうに笑うエースに苛立ちながらも、やはりそれが好きなのだと。
認めるしか、今のサンジにはどうしようもない恥ずかしさを隠す術がなかった。
エースはたぶん、安アパートの雨漏りが酷くて避難してきたんだと思う。
それを何故か拒否らなかったサンジ。もっと拒否っていいと思う。(笑)
それにしても、もっと上手く書きたかった・・。
もっとがんばろう。
夏のようなカラッとした暑さは好きだが、梅雨のじっとりとした暑さはどうも好かない。
湿気の所為でどうも上手く行かない髪を撫で付けながら、エースは唸る。
「どうした?」
うだる暑さとは縁のないような声は、傍らのサンジから漏れた。
この湿気の中でもさらりとした髪をしているサンジに半ば羨ましげに一瞥をくれてやったエースは、自分の髪をかき混ぜながらわざとらしく笑った。
「こうも湿気があると、髪がキマらなくてさ」
サンジの髪はいいな、と。
そう漏らしたエースの、所々うねりの見えるのを確認して、サンジはその髪に触れる。
確かにそれは自分のとは違い、多少のクセがある。
けれどそれはサンジにしてみれば羨ましいもので、自分のようなクセを付けたくとも付けられない髪に比べたら、ずっといいものに思える。
それを口にするとエースは困ったように笑った。
「なに言ってんだ」
そして、エースは自然と短くなっていた二人の距離を利用して、キスをした。
短い、短いキスを。
しかし、いきなりのことで驚き戸惑うサンジは顔を真っ赤にさせて、あたふたと腕で口を隠す。
何してんだと言う暇さえ与えずに、エースは自分よりも少し小さい体を抱き締めた。
「すげェ嬉しい‥‥」
「な、なんで」
「わかんねェけど‥‥嬉しいんだ」
少しでも、自分のことを羨ましいと思ってくれることが。
きっと嬉しいんだと思う、と。
そんな脈絡のないことを平気で言うエースを間近でみて、サンジは戸惑う。
コイツはいつもこうだと呆れてしまえばいいのに、どうやら自分はそれが好きなようなのだ。
本当に嬉しそうに顔を埋めてくるエースに、サンジは嘆息した。
「‥‥そう、か」
くしゃりと頬をくすぐるエースの髪に触れる。
なかなか指に馴染まず、指の間からもどこか逃げていくような感触に、サンジはどこまでもエースらしいと笑って、眼下の顔を見詰めた。
「エース」
「ん?」
頬の雀斑まで笑っている。
「雨が‥‥、梅雨が明けてもずっと此処にいろよ」
「え、いいのか?」
「あぁ‥‥、いい」
梅雨が明けるまでという条件は、自分から出したものだから、やはり少しづつエースに影響されていたんだと自覚するしかない。
きっとエースが出て行った後のこの家は、自分にとってとても物足りないものになるような気がしてならないのだ。
だから、だ。だから仕方なく、置いてやる。
「ありがとう」
一々嬉しそうに笑うエースに苛立ちながらも、やはりそれが好きなのだと。
認めるしか、今のサンジにはどうしようもない恥ずかしさを隠す術がなかった。
エースはたぶん、安アパートの雨漏りが酷くて避難してきたんだと思う。
それを何故か拒否らなかったサンジ。もっと拒否っていいと思う。(笑)
それにしても、もっと上手く書きたかった・・。
もっとがんばろう。
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