SS

めっちゃ短いです。
スモエー・・
よろしければ、どうぞ。

傍らでエースが眠っている。
すうすうと寝息を立てて、毛布に包まって眠っている。
バイトから返ってくると直ぐに寝てしまう生活が、二週間前から続いている。
新しいバイトにも、もう慣れたと言っていた。
さっきまでキッチンにいる金髪の青年をからかうのが面白いだとか、緑色の頭の奴がいるんだとかを話していたと思ったら、すぐこれだ。
もう慣れた頃、だ。
毎日短いキスをして、歯磨きをして、シャワーは明日でいいやといいながら床に就く。
話している途中で意識を失ったように眠るのも、当たり前になった。
つい先日まで、自分が忙しいことに不機嫌になっていた筈が、今は逆転している。
忙しさに疲れて相手にしてもらえないのは、自分の方だ。
思っていたよりも、物寂しいものだ。
黒い髪が枕で揺れて、僅かに目が開く。

「あれ・・スモーカー・・寝ねェの？」
「あぁ、俺ももう寝るから・・お前は寝ていい」
「・・・そう」

大分疲れているんだろう、とそっと促すように髪を梳く。
見た目よりも柔らかいそれに僅かに笑えば、エースの体が少し軽くなったように沈んだ。
黒髪にキスを落として、スモーカーも同じベットの床についた。





エースも居酒屋ってことで・・。
寂しがるスモーカー。(笑)